ヒダンの技術が映す、化粧品容器の75年
1950年の創業から現在まで、
素材・機構・デザインの進化とともにヒダンの容器づくりも歩んできました。
時代を映す容器の数々に、ヒダンの技術と創意の軌跡が息づいています。

1950 年代
この時代の容器は、真鍮を中心に構成され、まだ樹脂が普及していなかったため内部の機構部まで金属製。
手に取るとずっしりとした重みがあり、使うたびに丁寧なものづくりの息づかいが感じられます。
素材の力強さと繊細な加工が共存する1950年代ならではの存在感です。
当時の製品

1960~1970 年代
1960年代、新素材POM樹脂の登場により、容器は軽く精密に。
内部機構にも樹脂が使われはじめ従来の金属構造から大きく進化しました。
またヒダンでは柏工場が設立され、ものづくりの拠点が整ったことで量産体制が本格化。
1970年代には、アルミ素材が本格的に取り入れられ、容器の表情にさらなる洗練が加わります。
柏工場には静電塗装ラインが導入され、均一で美しい仕上がりが可能に。
技術と美しさが融合し、量産でありながらも高い品質を誇る容器づくりが始まりました。

1980~1990 年代
混色成形やダイヤカット、蒸着などの加工技術が進化し、容器は“見せる”だけでなく“語る”存在へ。
色や質感、光の反射まで自在に操ることで、ブランド独自の世界観を細部にまで宿せるようになりました。
仕様に遊び心を加えられる時代の到来です。
またこの頃、中国工場を設立し、大ロット生産にも対応できる体制を整備。
さらにニューヨークとパリの営業所開設を通じて、生産拠点と市場ネットワークの双方でグローバル化が進みました。
日本発のものづくりが、世界の舞台で存在感を放ち始めた時代でもあります。
当時の製品

2000~2010 年代
この時代、セル生産方式の導入により、少量多品種への対応力が飛躍的に向上。
また、環境配慮とコストの両立を目指し、中具素材は真鍮からアルミへと移行していきました。
さらに、金属転写技術の確立により、繊細な意匠を量産品にも美しく再現できるように。
一方で、スワロフスキーを一粒ずつ手作業で貼り付けた記念品の製造など、クラフトマンシップを活かした
特別なものづくりも展開。技術と手仕事が共存する、表現の幅が大きく広がった時代です。

2020 年~
私たちの容器づくりは、ただ効率を追うだけではありません。
自動化を多くの工程に取り入れながらも、製品ごとのこだわりに応じて設備を自社で設計・内製。
仕様に合わせて最適な工程を組み上げることで、ブランドの“らしさ”を細部まで形にしています。
そして今、再生アルミや再生樹脂の活用を通じて、未来への責任も果たすものづくりへ。
技術と感性、効率と環境配慮。そのすべてを両立させるのが、今のヒダンのスタンダードです。
ショールームでぜひ、歴史と革新が息づく現場をご体感ください。